マリオパーティ2
『マリオパーティ2』発売から25年。パーティゲームの金字塔を築いた一作を振り返る
概要
1999年12月17日、NINTENDO64向けに『マリオパーティ2』が発売されました。前作『マリオパーティ』から約1年という短いスパンでの登場でした。NINTENDO64の持つ4人同時プレイという特徴を最大限に活かし、「みんなで遊ぶボードゲームとミニゲームの融合」というコンセプトをさらに洗練させた作品です。前作で提示された「パーティゲーム」というジャンルを昇華させ、その後のシリーズ作品に多大な影響を与えました。
ストーリー・登場キャラ
本作の舞台は、マリオたちが作った夢のテーマパーク「マリオランド」です。しかし、この平和なパークは悪のクッパによって占拠されてしまいます。マリオたちは、それぞれのテーマに合わせたヒーローに扮し、クッパを倒してパークの平和とスターを取り戻すために冒険に出ます。
プレイヤーキャラクターは、マリオ、ルイージ、ピーチ、ヨッシー、ワリオ、ドンキーコングの6名です。彼らは各ボードのテーマに合わせたコスチュームを身につけ、クッパの野望を阻止するために冒険を進めます。敵役として、おなじみのクッパがプレイヤーたちの前に立ちはだかります。
特徴
『マリオパーティ2』は、前作の基本的なゲームシステムを踏襲しつつ、数多くの新要素を導入することで、パーティゲームとしての完成度を大きく高めました。
「テーマランド」の導入は、本作の大きな特徴の一つです。パイレーツランド、ウエスタンランド、スペースランドなど、各ボードが異なるテーマを持ち、視覚的な変化だけでなく、ボード上のイベントや仕掛けもそれぞれのテーマに沿ったものとなりました。これにより、テーマパークを巡るような体験がプレイヤーに提供されました。
シリーズで初めて「アイテム」が導入された点も特筆されます。ボード上の「アイテムミニゲーム」で獲得したアイテムを、自分のターンに戦略的に使用できるようになりました。これにより、運の要素が強かったボードゲームパートに、プレイヤーの判断が介在する戦略性が加わり、ゲーム展開に深みが増しました。
ミニゲームのバリエーションも大幅に増加し、その質も向上しました。前作で一部のミニゲームにおいて指摘された、スティックを高速で回転させる操作による負担を軽減し、より幅広い年齢層のプレイヤーが安全に楽しめるよう配慮されました。さらに、獲得したミニゲームを自由に練習・プレイできる「ミニゲームパーク」や、1対1で競い合う「デュエルミニゲーム」、全員参加でコインを奪い合う「バトルミニゲーム」など、ミニゲームの楽しみ方も多様化しました。
これらの新要素は、その後の『マリオパーティ』シリーズの基本フォーマットとして定着し、パーティゲームというジャンルの確立に貢献しました。
エピソード
『マリオパーティ』シリーズは、その誕生からユニークなエピソードに彩られています。初代『マリオパーティ』では、一部のミニゲームでNINTENDO64コントローラのスティックを高速で回転させる操作が求められました。この操作が原因で、多くのプレイヤーが手のひらに水ぶくれを作るなどの怪我を負う事態が発生し、日本国外では問題のミニゲームを削除したバージョンを配布し、専用の手袋を希望者に送付する対応が取られたこともありました。
この経験を踏まえ、『マリオパーティ2』の開発においては、プレイヤーの安全と快適なプレイ環境が強く意識されました。スティックを過度に回転させるミニゲームは極力排除され、ボタン操作や方向キー操作を主体とした、より直感的で安全なミニゲームが多数採用されました。この配慮は、本作が幅広い層に受け入れられる要因の一つとなりました。
締めくくり
『マリオパーティ2』は、NINTENDO64というハードの特性を活かし、パーティゲームというジャンルを確立しただけでなく、その後のシリーズ作品の礎を築いたタイトルです。現在、本作はNintendo Switch Online + 追加パックに加入することで、NINTENDO64 Nintendo Switch Onlineのラインナップとして、Nintendo Switchでプレイすることが可能です。当時の興奮を再び味わう、あるいは初めて体験する機会として、多くのプレイヤーに提供されています。